
そんな凍てつくような(本当に川も凍ってました;^^↑)シャンパーニュに、この時期に行ったのは理由があります。
それは、生粋の味、ブリュット・ゼロを求めて・・・!!

シャンパーニュの製法は皆様ご存知のとおり、一度ワインを作ってからもう一度醗酵させます。

↑こちら、第二次醗酵中の瓶。ルミアージュといって澱を集める作業にかかっているので、澱が瓶の口に集まってきているのが見えます。
この澱をプシュンと取り除いてから、リキュールを少し足して、出来上がり。
その最後に足すリキュールは「門出のリキュール」とも呼ばれ、大手メゾンでは門外不出(?)の秘薬のような扱いを受けるほど、大事な大事な要素なのです。この門出のリキュールを足さないと美味しくない、とか言われるほど。

製法に差はあるものの、シロップのような甘いこのリキュールを足すことでシャンパーニュの味を調節しているのも確かです。(ただRMのような小さな造り手はこのリキュールの量が大手に比べてとても少ないところが多いです♪)
普通は必ずリキュールを足すために、このリキュールを足さないシャンパーニュはブリュット・ゼロ、エキストラ・ブリュット、などと呼ばれ特別な扱いを受けます。
ががが!
実際、リキュールを足さないとなんだか物足りなくて美味しくないんですよね〜・・・。残念ながら。薄っぺらい味になっちゃって、あららん、、、って感じ;^^
というのが定説になっていて、私もそう思っていましたが、一年ちょっと前に出あったヴァルニエ・ファニエールで頭を殴られたかのようなショックを受けました。
果実の甘みがしっかり残ってる!
本当にブドウをしっかり造るとここまで美味しいブリュット・ゼロが出来るのですね・・・(>_<) そう感動した私は、興味がむくむくとわいてきました。
他にも素晴らしく美味しいRMの生産者の、リキュールを足さない「生粋の味」を飲んでみたい・・・!!!!
とまあ、長くなりましたがそんな経緯で真冬のシャンパーニュに飛んだわけです♪
そんなワガママを引き受けてくれて、サンプルをいただいたのはこちらの生産者!
◆ギイ・シャルルマーニュ
◆ユベール・ポレ
◆フランソワ・スコンデ
◆ルネ・ジョフロワ
どなたも素晴らしい造り手です!


試飲したところ・・・美味しかったです・・・(>_<) 美味しすぎました!!! (>_<)(>_<)
どなたかお一人にお願いしようかと思っていましたが、みんな美味しかったので迷ってしまいました! 京都のスタッフとも検討してから、順々にご紹介していきたいなあ・・・と考えています。
ご興味をお持ちの方は info@winegrocery.com までメールをくださいませ♪ 決まりましたらご連絡させていただきます。
貴重な生粋のシャンパーニュの味、格別ですよ!
ところで通常は機械でするデゴルジュマン(澱抜き)ですが、ジョフロワは今回手作業でしてくれました。プシュン、と気泡が飛んでいるのが見えますか?

世界一のロゼと言われる、ジョフロワのブリュット・ゼロなんて贅沢♪

ジョフロワはロゼのゼロなんてのがあるのか。これも興味津々。
期待と共に待ってる!
ジョフロワは今回訪問したので特別にデゴルジュを手でしてみせてくれて、ブリュットゼロのロゼを飲ませていただきましたが、ロゼの供給量は少ないためにたぶんこちらはオーダーできません;^^
通常のブリュットの、「ゼロ」バージョンをお願いすることになると思いますのでよろしくです♪
しかしこれがまたびっくりな味でしたので、どうぞご期待ください!