
こちらは伝統派のマディラ・メーカー。

面白かったのは、樽の話。古い樽をメンテナンスして使うそうで、新樽は買わないそう。買いたしたりしないのかきいたところ、昔からの古い樽の切れっぱしがいっぱいあるから今のところ必要ないそう;^^

そして、樽の木の隙間を埋めるのは、バナナの皮を使ってるそう。あちこちにバナナ畑がありますものね・・・合理的。

マディラ島でもスティルワインがあるのね!美しいロゼ♪ 輸入したら売れそうと思ったのですがリーファーのコンテナがマディラにはないそうです。さすがマディラ・・・。

さあ、午前中からでもマディラの試飲ですよ!

トロッとした旨味がいいですねー♪ 1968年のヴェルデーリョと1920年のブアルは深い・・・。

マディラ島にきて初めてエストゥーファやカンティーナの違いがわかりました;^^ こちらはカンティーナ。

1800年代もごろごろしてる・・・すごいなあ;^^ マディラの歴史の深さを見ました。

ランチは、山のてっぺんの小屋風レストランで。海老のスープ。

鶏とキャベツの炒め物。この他にラムの煮込み、蛸とポテト、etc・・・大量でしたが本当に美味しいのには驚き。すごい食欲でたいらげました。シンプルな味つけで素材がいいからかな、不思議とたくさん食べれるのですねえ・・・確実に身体についていってますが(>_<)

ランチのあとは山沿いの畑めぐり。棚仕立てなのが面白い♪

本土より暖かいからか、葡萄も大分育ってます。

そして海! 絶景〜!!!


断崖に畑がたくさんあるのには驚きました。どうやって作業するのでしょう。危険そう・・・(>_<)


山の高さ、雄大さが写真ではうまく伝えられません。すごーい迫力だったのです。

マディラ島の、豊かで壮大な自然に圧倒された一日でした。

夜はファドを聴けるレストランに行きます。外では名物のさつまいもパンを作成中のおばさん達。さつまいもパンにはバターとにんにくをたっぷりはさんで食べるのですが、これがやみつきの味。にんにくとカロリーが気にならなければ、永遠に食べ続けたい感じ。

食事はシーフードの串焼き!

ファドを聞くのは初めてでしたが、何人もの方が変わり変わりに歌われて、迫力がありました。情熱、喜び、悲しみ、という情感がつまった歌は、魂に響きます。

中でも一番上手だったのは、あの串焼きを焼いていたシェフ! 良いバリトンで本当にうまい!

素晴らしい歌を聴いたあとは「ブラヴォー!」というかけ声もかかりますが、本当に素晴らしいときは「ファディッシタ!」と言うそうです。「お前こそ真のファド歌手だ!!!」という意味だとか。シェフが歌い終わったあとはその掛け声がたくさんかかりました。感動したなあ。。
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