
ドメーヌ・クロ・マリのマダム、フランソワーズさんとはモンペリエの駅で待ち合わせしました。どきどきして待っていると、まぶしいばかりの笑顔でフランソワーズさん登場!
この1月に京都で交わした約束を覚えていてくださって、今回はおうちにおじゃましてなおかつロワールまで行ってしまおうという計画なのです♪
「今日は1日たっぷり時間があるから、何からしようかしら? 畑見るのと試飲するのは決まっているけど、他に何がしたい?」
ときかれたので、私は「もしできるのであれば、海が見たい!」とリクエスト。昨日グラン・クレスまでの電車の中で海らしきものを見たのでそんなに近いの?と気になっていたのです。
「それはいいわね! じゃあお昼ごはんも海で食べましょう!」とフランソワーズさん即決。そして海にいき、冒頭の写真を撮ったのでした。この日はとってもお天気がよくすっごく気持ちが良い海辺でした。海も砂浜もきれいなんです〜!!

風は強いのでしっかりコートは着ていましたが、でもとても気持ちがよくすがすがしい海辺ですっかり幸せになりました♪
さて、お昼ごはんは?
と思うと。ずんずん歩くフランソワーズさん。魚屋っぽいお惣菜屋さんに入ると、そこのご主人とは超仲良し。立ち話をしながらワインの栓を抜くご主人、アぺリティフがはじまりました。こんな感じ。

大変牧歌的・・・いや、ここは海だから魚歌的・・・? ローカルな雰囲気で面白いなあと思っていたら、このお惣菜屋さんのご主人は生まれも育ちもこの海で元漁師、現在料理人。魚は勿論一番良いところから仕入れ、野菜やお肉にも大変なこだわりようらしいです。へええ、見かけは普通のお惣菜屋さんなのにねえ。

この魚屋っぽいお惣菜屋さんのとなりがレストラン(というか漁師的ビストロ)になっていて、そちらでお昼をいただきました。トマトと生牡蠣とフォアグラが前菜。これがどれも生き生きしたうまみにあふれていて驚きました! しつこいですが、たいそう漁師的というか観光的な雰囲気でお世辞にも美味しいものがありそうな雰囲気に見えないのに、これがすごいんですよ。意外だなあ。

お魚も新鮮♪ こんなところに隠れた料理人がいるものですね・・・フランソワーズさん、よくこんな人見つけましたねえ。「同じフィロソフィーを感じるの! 彼は本物よ! 今ではすっかり家族同士のつきあいよ」だそうです。さすが、鼻がききますね;^^

モンペリエからすぐにこんな海辺があるなんて! 海の幸が豊富でうやらましいです(アルザスには魚はあまりない・・)。
さあ、お昼を食べて「今度はピク・サン・ルーよ!」と車を走らせること約1時間弱。見事な岩山が聳え立つ山岳地帯に突入。

うーん、海とのギャップが激しい。こんな近くに海も山もあるなんて、ただただ感動。

いざ、ブドウ畑へ!