子どもの頃、六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)の鐘を毎年家族でつきに行っていました。
六道珍皇寺は、東山区にあるお寺で、「六道の辻(ろくどうのつじ)」と呼ばれる場所に建っています。ここは昔から、“あの世とこの世の分かれ道”と信じられてきた場所。
お盆の時期になると、そこにある「迎え鐘」をついてご先祖さまの霊をお迎えする「六道まいり」が行われ、多くの人が訪れます。
あの鐘の音をきくと、なんとなく“空気が変わる”ような感覚があって、不思議でした。
「鐘をつかへんとご先祖さん帰ってこられへんから、何がなんでも行かなあかん」なんて言われて、毎年マストで行っていました。
(でも最近は忙しすぎて行けていないのですが「まあ、ご先祖さんも忙しいのわかってくれはるし、毎年来てはるんやからきっと帰ってこれはるわ〜」と母も言うので、鐘をつきに行けていません・・)
鐘をついたあとは、陶器市にも立ち寄るのが、我が家の定番ルート。
陶器市では若手の作家さんも屋台を出されます。ずらりと並ぶ器を眺めながら、作家さんとお話をして、父や母が今年の家族のお茶碗を選ぶのがお決まりでした。
そしてもうひとつ欠かせなかったのが、歩き疲れた後に立ち寄る「五建ういろ(ごけんのういろ)」さん。クリームあんみつを食べたり、涼しい店内でひと息ついたあと、定番のういろを買って帰るのもお決まりのコースでした。
ういろって水無月とどう違うの?と聞いたりもしていました。
今年(2025年)も、陶器市は8月7日〜10日に開催予定とのこと。
ご先祖さんの帰巣本能にお任せっぱなしじゃなくて、たまにはお迎えに行こうかな。
お迎えの鐘をついて、五条坂をそぞろ歩きして、お気に入りの器と甘いものを少し。。
いや、大人になった今は冷たいシャンパーニュを飲もうっと。
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