
ということで、今回のフランスで訪問したドメーヌで一番気に入ったジュラール・シュレールにて収穫の研修をさせてもらいました。ご飯が非常〜に美味しい! 宿泊のお部屋が素敵で清潔! みんな良い人! そして日本人の健次郎さんが働いてらっしゃるのでわかりやすい、そして何よりワインに感動した!! とたくさんの理由からこちらにお願いしたのです。
朝八時にドメーヌに到着するとすぐにトラックに乗り込み、畑に向かいます。はさみを一つとバケツを持って収穫の開始!! こんな感じ↓

この日はピノ・ノワールでした。今年は前半に雨が多く、そのせいでブドウが少し傷んでいるものもあるので、そういう場合はその部分だけを取り除きながら収穫します。
たとえばこんな感じに半分傷んでいたら・・・

その部分だけを取り除きます。これ、上と同じブドウ。


その部分だけを取り除きます。これ、上と同じブドウ。

そして、良いブドウと悪いブドウを選別して収穫するのです。


きれいに半分だけ傷んでいる、とかではなく一房の中でも複雑に混ざっているのでなかなか大変;^^ それでもSO2を使えば通常は問題なくワインに出来るそうなのですが、なるべく使わないようにすると、選別が必要になってくるのですね。
お手伝いのオヤジたちはみんな酒飲みです。朝一番からワインを飲んで、あとは休憩の度にボトルを開ける開ける(-_-;)

「これが収穫ってもんやでえ! まあ飲め飲め」

とボトルを渡されるので、私も畑でラッパ飲み♪
そして、ハードな作業の中で一番の楽しみはお昼ご飯! 畑に椅子とテーブルを出して、ちゃんとテーブルクロスを広げて。

ジュラールの奥さんのクロデーィーヌさんは本当にお料理上手で、いつも美味しいサラダとお肉と付け合せ、そしてフロマージュのあとは手作りのデザートとコーヒー、と完璧なフルコースを用意して畑に持ってきてくれるのです。

フロマージュもやたら美味しいと思っていたら、かなりのこだわりらしいです。うん。

パンも大きい。。。


一日目は近所の猟師さんがしとめた猪の煮込みでした。二日目の豚の燻製の煮込み。付け合せはポテトとシャンピニオン♪

勿論みんな水など飲まずにワインばっかり;^^ 白ワインのあとはピノです。柔らかくて美味しい♪ あっつあつの煮込み料理にすごーく合います。

デセールもこんな感じでしっかり♪

さて、ワインを飲んだあとの午後の作業は一段と辛いのですが(笑)、草をかきわけ葉をかきわけ、ひたすらブドウをチョキチョキ!!! い、いてっ(>_<) 手を切った・・・(>_<) 傷にブドウが染みてこれまた痛い・・・(T_T) でも気にしてられませんから頑張ります。。。
そうそう、これはお隣の畑。

こちらがジュラール・シュレールの畑。


こちらがジュラール・シュレールの畑。

上のほうが一見手入れをされていそうじゃありませんか? しかし、ブドウの樹の根元を見てください。上のは根元には草が生えていませんよね。これは除草剤を使っているからだそうです。そのほうが随分手入れは楽みたいですが、長年に渡ってそういうものを使ってこなかったシュレールのブドウのほうが本当に元気なんです。葉も多く残すので手間はかかるけれど、ブドウの凝縮感が変わってくるから、と言ってずっと昔からそうされているそうです。
けれど収穫はさすがに厳しかった。。摘んでも摘んでもブドウだらけ、無限に感じます。体も痛い痛い!
夕方になり収穫が一段落つくと、ほっとする間もなく、次はセラーでエグラッパージュ(除梗)。ブドウを大きな漉し器のようなところに入れて手でもむと、下に粒だけが落ちて上に茎が残ります。

この作業は同じく研修に来ていたグレース(中央葡萄)の三澤彩奈さんと一緒にやりました。

グレースには何度か行かせていただいていたのですが(今年も二回行ってます♪)、実際にお会いするのは初めてで、ちょっとミーハーな気分でウキウキ♪ かわいいと評判だったのですが、実物はかわいいのは勿論、しっかりされているのでお話していても興味深い内容ばかりでした。今からボルドーで数年間ワインの勉強をされるとのこと。これからの活躍が楽しみです!
二人でブドウまみれでべとべとのドロドロになって、このあとは洗浄作業でビショビショになって・・・でも一つ一つが面白い! まあワインを好きでないと面白くない作業でしょうか? ;^^
だいたいの作業が済むと、セラーにボトルを持ってきてくださって、ちょっと良いワインを開けられます。一日目はゲヴェルツの86年とセレクション・グラン・ノーブル2000年。二日目は89年のピノグリのセレクション・グラン・ノーブルをキュヴェ違いで飲み比べ。

オヤジたちも喜んでコップでがばがば飲みます。

そうして長い一日が終わり、遅めのディナーが始まります。これがまた、毎回美味しくてやっぱり感動〜\(^o^)/ このために来たと言っても過言じゃないかも?! いやいや、研修研修♪ 食後はギターを弾いて歌ったりして和気藹々です☆

このギターの彼は育てていたウサギちゃんを持ってきてくれたそうで、その煮込みも美味しかったあ。味がしっかりしてました。
立派なカーヴィストになるための経験に役立つならば、とお忙しい時期に研修を受け入れてくださって、ありがとうございました! しっかりと今後の仕事に役立てます!!
しかし収穫も楽しかったけれど、ご飯が美味しかった・・・(>_<) おっと食欲が先行しすぎ?
この辺りの感覚は日本とは違う感じだなあ。
貴重な経験ができたみたいで、お疲れさま。
死ぬまでにいっぺんやってみたいです!!
おてて、お大事にしてくださいね。
体育の授業が収穫の手伝いに変更になったこともありました。
Momoさん、アルザスに来られるのですか! 今はちょうどどこも収穫時期で忙しいと思うのですが、でも畑は一番美しいときですから最高ですね♪ ちょうど私は明日アルザスを発ち、その後はシャンパーニュ、ブルゴーニュ、ローヌに行くのです。入れ違いですね;^^ アルザス楽しんでくださいね〜!!
今度は、シュレールの2004のスタンダードのピノを頂きました。前回2003のLN012を頂いて色の濃さにびっくりしたのですが、あれは、猛暑の2003のせいだったんですね。2004は透けるような美しい色あいで、旨味にはまってしまいました。こちらのシュレールの畑の記事にリンク貼らせて頂きます。
アルザスを調べていたら、ここにたどり着きました。
シャンブル・ドートに泊まったことがありますが、こんな素敵なファームステイしてみたいな〜。家庭料理も味わってみたいな〜。なんてあこがれています。
葡萄の収穫のお手伝いなんて、やりたいな〜。
今年の夏にヨーロッパの旅行を計画中です。こちらのブログから、情報収集させていただきたいと思います。
もし、住所や電話番号、予約フォームなどが分かったら教えてください。
こちらは素朴な雰囲気でお料理も美味しいのでおすすめです!
ただ、ブドウの収穫は現在規制が厳しいらしく基本的には不可能とのことですのでご了承ください。私の場合も無理かも、と言われていたのですがカーヴィスト研修のためにと無理してくださいましたので・・・
また、こちらのシャンブルドット予約フォームはおろかHPなどありません;^^ そして言葉はフランス語かドイツ語のみになりますがそれでもよろしければお電話番号ご連絡いたします♪