食いしん坊の私は、「この日にはこれを食べる」と決まっている行事ごとが好きです。
冬至にはかぼちゃを食べて柚子風呂に入る、節分には鰯を食べる、などが子供の頃は普通でした。周りの同年代の友人に聞いてもそういった風習を知らない人もいますから、私は祖母と曾祖母が同居する家に育ったためにとくに昔の風習を経験したのかもしれません。
若い人に至ってはかぼちゃはハロウィンに飾ったり食べたりするもの、節分には恵方巻を食べる、と思っているようで、時代と共に変化する風習を感じます。
師走の京都も、沢山の昔からの行事があります。お寺での「大根だき」や「かぼちゃ供養」など、祖母や曾祖母はよく出かけて行っていました。
赤穂浪士を率いた大石内蔵助が主君の恨みを晴らすまで隠棲したのも京都。討ち入りの12月14日には「浪士」ではなく「義士」と名付けられた法要やお祭りが行われます。
ちなみに祇園のお茶屋「一力亭」さんは歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」の七段目「祇園一力茶屋の場」で知られています。こちらでは大石内蔵助の誕生日の3月に「大石忌」という行事も行われます。
そうそう、12月といえば「針供養」も忘れてはいけません。和銅6年(713)に立建された法輪寺に清和天皇の命により廃針を納めるお堂が作られ、針供養の法要が行われるようになりました。よく働いてくれた針に感謝してこんにゃくに刺して供養するのです。
そういった昔の行事は、なんとなくロマンティックな気がしますね♪
2024年12月25日
2024年11月02日
今年の紅葉はどこで見る?
11月といえば紅葉の時期。神社仏閣の美しい紅葉は京都の秋の風物詩です。
とはいえ今年は全国的に夏が長く京都の紅葉も遅めのようで、今年ははたして美しく真っ赤に染まる紅葉が見れるのか、というのは京都人の秋の関心事の1つです。
先日もタクシーの運転手さんに「今年の紅葉は遅いですなあ」「これだけ暑いと綺麗にならへんのちゃいますか」と話しかけられました。
タクシーの運転手さんはさすがに色々ご存知で、「一番遅い時期まで紅葉が綺麗なのは下鴨神社やで」とも教えていただきました。知らなかった!
今の京都はどこも観光客の方に溢れていますが、有名どころ以外で、お勧めの紅葉スポットを。
■詩仙堂
左京区一条寺の自然に囲まれた静かなお寺。春にはサツキや青もみじ、夏にはハナショウブやキョウガノコ、秋にはススキやシュウメイギク、冬には静寂の雪景色。
街中から少し離れていますが、バスならすぐです。
■鞍馬寺
千二百余年の歴史をもつ鞍馬寺は、義経と天狗をめぐるパワースポットの霊山であり、『源氏物語』若紫巻の「北山寺」です。
出町柳駅から叡山電鉄に乗ると、車両の両側に紅葉のトンネルが見えます。
■くらま温泉
数少ない京都の天然温泉「くらま温泉」は、鞍馬寺から少し歩いたところにあります。
鞍馬の山の木々を見ながら入る露天風呂は、山歩きの後にも最適です。
私も友人との散策などに、若い頃から何度も行っています。
コロナ禍と台風により3年の休止を経て、今年の11月1日に再開しました!
■芦生の森ネイチャーガイドトレッキング
芦生の森は美山町の東に位置し、約4,200haの広大な面積を有する場所です。
様々な大木がある壮大な自然で、「紅葉鑑賞」の域を超えた世界?
私は行ったことがないのですが、一度行った方からは「絶対行くべき」と推されています。皆様もご一緒にいかがですか♪
とはいえ今年は全国的に夏が長く京都の紅葉も遅めのようで、今年ははたして美しく真っ赤に染まる紅葉が見れるのか、というのは京都人の秋の関心事の1つです。
先日もタクシーの運転手さんに「今年の紅葉は遅いですなあ」「これだけ暑いと綺麗にならへんのちゃいますか」と話しかけられました。
タクシーの運転手さんはさすがに色々ご存知で、「一番遅い時期まで紅葉が綺麗なのは下鴨神社やで」とも教えていただきました。知らなかった!
今の京都はどこも観光客の方に溢れていますが、有名どころ以外で、お勧めの紅葉スポットを。
■詩仙堂
左京区一条寺の自然に囲まれた静かなお寺。春にはサツキや青もみじ、夏にはハナショウブやキョウガノコ、秋にはススキやシュウメイギク、冬には静寂の雪景色。
街中から少し離れていますが、バスならすぐです。
■鞍馬寺
千二百余年の歴史をもつ鞍馬寺は、義経と天狗をめぐるパワースポットの霊山であり、『源氏物語』若紫巻の「北山寺」です。
出町柳駅から叡山電鉄に乗ると、車両の両側に紅葉のトンネルが見えます。
■くらま温泉
数少ない京都の天然温泉「くらま温泉」は、鞍馬寺から少し歩いたところにあります。
鞍馬の山の木々を見ながら入る露天風呂は、山歩きの後にも最適です。
私も友人との散策などに、若い頃から何度も行っています。
コロナ禍と台風により3年の休止を経て、今年の11月1日に再開しました!
■芦生の森ネイチャーガイドトレッキング
芦生の森は美山町の東に位置し、約4,200haの広大な面積を有する場所です。
様々な大木がある壮大な自然で、「紅葉鑑賞」の域を超えた世界?
私は行ったことがないのですが、一度行った方からは「絶対行くべき」と推されています。皆様もご一緒にいかがですか♪
2024年10月02日
ずいき 大好き
京都人の好物の一つ、「ずいき」の季節がやってきました!
「ずいき」とは食用のサトイモやハスイモの葉柄のこと。里芋の茎(芋茎、いもがら)を指し、特に京都や関西地方でよく食べられる食材です
京都では生のずいきを茹でて食べますが、他の地方ではどうなのかしら?と調べてみたところ、東北や関東、中部、九州など他の地方では、干して保存食として利用されることが多いそうです。「干しずいき」! どんな食感でどんな味なんだろう?とワクワクしてしまうぐらい、私は「ずいき」好き。
皮をむいて茹でて、煮物や酢の物、炊き合わせに使うの一般的ですが、一番の好物はお吸い物に仕立てて葛をひいて生姜汁を垂らしたもの。シャキシャキのずいきのアツアツをふうふう言いながら食べるのも良いし、翌日に残ったものを冷やして食べるのもまたよし。
ずいきはアクがあるので皮を剥くと手が真っ黒になりますが、あの美味しさを思うと苦労も厭いません。
家庭では「八つ頭(やつがしら)」という里芋の茎を使用した「赤ずいき」を使いますが、お料理屋さんで白ずいきが出てくると、ちょっと贅沢な気分になります。白ずいきは、里芋の茎の中でも特に「京いも」(京野菜の一種)の茎を指すことが多く、その名の通り、淡い白色で、生で見ると、ほんのり緑がかった白色をしています。シャキシャキとした歯ごたえは赤ずいきと同じですが、クセが少ないため、さっぱりとした料理に向いています。京都の名物の白味噌を使って酢味噌和え(千鳥酢を使ってほしい)にすると、残暑も吹き飛ぶ清涼感です。
京都では本当によくずいきを食べるので、「瑞饋(ずいき)祭」というお祭りもあるぐらいです。北野天満宮で10月初旬に行われる瑞饋祭では、三基の御鳳輦(ごほうれん)のほかに、ずいきや野菜で飾られたずいき御輿が加わります。めでたい言葉の「瑞気」、うれしいという「随喜」の発音と同じことからめでたいとされ、「饋」の字は神様に食物を供える意味があるそうです。
ずいきは、食物繊維、カリウム、カルシウム、ビタミンC、鉄分などの栄養素が含まれており、腸内環境を整えたり、高血圧や貧血の予防に効果が期待できるそう。低カロリーでヘルシーなずいき、残暑に疲れた身体にもぴったりですね。
はてさて、ワインには合うかしら。
白味噌あえには白ワイン、お吸い物には軽めの赤ワイン、、かな?
「ずいき」とは食用のサトイモやハスイモの葉柄のこと。里芋の茎(芋茎、いもがら)を指し、特に京都や関西地方でよく食べられる食材です
京都では生のずいきを茹でて食べますが、他の地方ではどうなのかしら?と調べてみたところ、東北や関東、中部、九州など他の地方では、干して保存食として利用されることが多いそうです。「干しずいき」! どんな食感でどんな味なんだろう?とワクワクしてしまうぐらい、私は「ずいき」好き。
皮をむいて茹でて、煮物や酢の物、炊き合わせに使うの一般的ですが、一番の好物はお吸い物に仕立てて葛をひいて生姜汁を垂らしたもの。シャキシャキのずいきのアツアツをふうふう言いながら食べるのも良いし、翌日に残ったものを冷やして食べるのもまたよし。
ずいきはアクがあるので皮を剥くと手が真っ黒になりますが、あの美味しさを思うと苦労も厭いません。
家庭では「八つ頭(やつがしら)」という里芋の茎を使用した「赤ずいき」を使いますが、お料理屋さんで白ずいきが出てくると、ちょっと贅沢な気分になります。白ずいきは、里芋の茎の中でも特に「京いも」(京野菜の一種)の茎を指すことが多く、その名の通り、淡い白色で、生で見ると、ほんのり緑がかった白色をしています。シャキシャキとした歯ごたえは赤ずいきと同じですが、クセが少ないため、さっぱりとした料理に向いています。京都の名物の白味噌を使って酢味噌和え(千鳥酢を使ってほしい)にすると、残暑も吹き飛ぶ清涼感です。
京都では本当によくずいきを食べるので、「瑞饋(ずいき)祭」というお祭りもあるぐらいです。北野天満宮で10月初旬に行われる瑞饋祭では、三基の御鳳輦(ごほうれん)のほかに、ずいきや野菜で飾られたずいき御輿が加わります。めでたい言葉の「瑞気」、うれしいという「随喜」の発音と同じことからめでたいとされ、「饋」の字は神様に食物を供える意味があるそうです。
ずいきは、食物繊維、カリウム、カルシウム、ビタミンC、鉄分などの栄養素が含まれており、腸内環境を整えたり、高血圧や貧血の予防に効果が期待できるそう。低カロリーでヘルシーなずいき、残暑に疲れた身体にもぴったりですね。
はてさて、ワインには合うかしら。
白味噌あえには白ワイン、お吸い物には軽めの赤ワイン、、かな?
2024年08月10日
五山の送り火
8月の京都の行事で一番有名なのは「五山の送り火」です。
8月16日、お盆に帰ってきたご先祖様の魂が冥土にお戻りになる際のお見送りの火と言われており、大文字山、左大文字山、妙、法、舟、鳥居、の6つの山に描かれた大きい文字に点火され、夏の夜に火も文字が浮かび上がる様子は壮観です。
あれ?6つの山なのにどうして「五山の送り火」?と思われるかもしれませんが、「妙・法」を1つと数えて五山と呼んでいるようです。ちなみに明治初期までは10の山で火が炊かれていたそうで、数にはそれほどこだわらなくてもいいのかもしれません。
そもそもこの行事の起源もさだかではなく、戦国時代に盛んだった万灯会(まんとうえ)がしだいに山に移って精霊の送り火となった、とか。
暑い夏に大量の松明を時間どおりに燃やすのはいかほどに難しいだろうと想像しますが(各山々はほんの少しの時間差で点灯されます)、これは全て各山付近の町内の方々が保存会を結成し、ボランティアで維持されています。京都人にとっては友人や家族と一緒に見る夏の風物詩として少しお祭り気分にもなってしまいがちですが、保存会の方々のご尽力に感謝の気持ちを忘れてはいけない、と自分に言い聞かせています。
松明の消し炭は疫病除けなどのご利益があると言われ、京都の人は夜中から早朝にかけて消し炭を求めて五山に登ります。京都の料亭などにも半紙にくるんで水引をかけて置かれているのをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
8月16日の夜だけの送り火ですが、その季節以外だと山登りでも楽しめます。一番有名な大文字は30分程度で登れる緩やかな山で、私も保育園の遠足で登った記憶がありますから小さい子供でも簡単に登れて、京都市内を一望できるのでオススメの散歩(?)スポットです。「大」の字の火床に座って京都市内を見ながらお弁当を食べる、のは京都人の楽しみの一つです。
一度、8月16日の夜に京都にいらしてください。
ワイングロッサリーのショップのビルの屋上からも五山が見えますから、よろしければご一緒にご覧になりませんか。京都の夏はとびきり暑いけど・・・
8月16日、お盆に帰ってきたご先祖様の魂が冥土にお戻りになる際のお見送りの火と言われており、大文字山、左大文字山、妙、法、舟、鳥居、の6つの山に描かれた大きい文字に点火され、夏の夜に火も文字が浮かび上がる様子は壮観です。
あれ?6つの山なのにどうして「五山の送り火」?と思われるかもしれませんが、「妙・法」を1つと数えて五山と呼んでいるようです。ちなみに明治初期までは10の山で火が炊かれていたそうで、数にはそれほどこだわらなくてもいいのかもしれません。
そもそもこの行事の起源もさだかではなく、戦国時代に盛んだった万灯会(まんとうえ)がしだいに山に移って精霊の送り火となった、とか。
暑い夏に大量の松明を時間どおりに燃やすのはいかほどに難しいだろうと想像しますが(各山々はほんの少しの時間差で点灯されます)、これは全て各山付近の町内の方々が保存会を結成し、ボランティアで維持されています。京都人にとっては友人や家族と一緒に見る夏の風物詩として少しお祭り気分にもなってしまいがちですが、保存会の方々のご尽力に感謝の気持ちを忘れてはいけない、と自分に言い聞かせています。
松明の消し炭は疫病除けなどのご利益があると言われ、京都の人は夜中から早朝にかけて消し炭を求めて五山に登ります。京都の料亭などにも半紙にくるんで水引をかけて置かれているのをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
8月16日の夜だけの送り火ですが、その季節以外だと山登りでも楽しめます。一番有名な大文字は30分程度で登れる緩やかな山で、私も保育園の遠足で登った記憶がありますから小さい子供でも簡単に登れて、京都市内を一望できるのでオススメの散歩(?)スポットです。「大」の字の火床に座って京都市内を見ながらお弁当を食べる、のは京都人の楽しみの一つです。
一度、8月16日の夜に京都にいらしてください。
ワイングロッサリーのショップのビルの屋上からも五山が見えますから、よろしければご一緒にご覧になりませんか。京都の夏はとびきり暑いけど・・・
2024年06月01日
京都人の苦行
「京都の人は何でも山椒をかける」と、東京の方に言われたことがあります。
それまでは全国の人が同じように山椒を何にでも使っていると思っていたのですが、どうにも違うらしい、とそこで初めて知りました。
京都では、山椒の小さい木が鉢植えか地植えである家が多く、春は木の芽を楽しみます。これまた京都人の好物、筍には木の芽はかかせません。
私の子供の頃の仕事は、夕食の時間になると家族の人数分の木の芽を鉢植えの木から収穫して、掌に載せてパチン!とたたく、というものでした。
その次の季節は花山椒。山椒の花が咲く一瞬にしか出回らない、短期間のご馳走です。花山椒は牛肉と一緒にしゃぶしゃぶでいただくことが多いですが、これはお料理屋さんでのご馳走で、庶民はなかなか口に入りません。
庶民が毎年欠かさず口に出来るのは、実山椒。
知り合いからもらうことも多いのですが、八百屋さんでも出回ります。ただ、綺麗に実山椒だけが並んでいるものを買おうと思うと少量で高価なので、庶民は房付き、枝付きのまま買ってきて、プチプチと一粒ずつはずしていきます。
これがなかなか根を詰める作業で、我々は「京都人の苦行」と呼んでいます。
面倒だけど、美味しいもののために頑張る!

時間をかけて一年間使う分をプチプチして、さっと茹でて冷凍保存。
これでいつでも京都人のソウルフードのちりめん山椒が作れる、と一安心。塩漬けにしたり、お醤油で炊いてお魚にでもお魚にでもかけたり・・となんでも使える優秀な実山椒です。

今年も苦行を終えて、小さい緑の粒々が冷凍庫の中にどっさり。安心の笑顔で一年間過ごせそうです。
お土産にも人気のちりめん山椒で、昔から人気があるのは「はれま」さんと「永楽屋」さん。「永楽屋」さんは一口椎茸も美味しい〜。大きいおはぎも。
それまでは全国の人が同じように山椒を何にでも使っていると思っていたのですが、どうにも違うらしい、とそこで初めて知りました。
京都では、山椒の小さい木が鉢植えか地植えである家が多く、春は木の芽を楽しみます。これまた京都人の好物、筍には木の芽はかかせません。
私の子供の頃の仕事は、夕食の時間になると家族の人数分の木の芽を鉢植えの木から収穫して、掌に載せてパチン!とたたく、というものでした。
その次の季節は花山椒。山椒の花が咲く一瞬にしか出回らない、短期間のご馳走です。花山椒は牛肉と一緒にしゃぶしゃぶでいただくことが多いですが、これはお料理屋さんでのご馳走で、庶民はなかなか口に入りません。
庶民が毎年欠かさず口に出来るのは、実山椒。
知り合いからもらうことも多いのですが、八百屋さんでも出回ります。ただ、綺麗に実山椒だけが並んでいるものを買おうと思うと少量で高価なので、庶民は房付き、枝付きのまま買ってきて、プチプチと一粒ずつはずしていきます。
これがなかなか根を詰める作業で、我々は「京都人の苦行」と呼んでいます。
面倒だけど、美味しいもののために頑張る!

時間をかけて一年間使う分をプチプチして、さっと茹でて冷凍保存。
これでいつでも京都人のソウルフードのちりめん山椒が作れる、と一安心。塩漬けにしたり、お醤油で炊いてお魚にでもお魚にでもかけたり・・となんでも使える優秀な実山椒です。

今年も苦行を終えて、小さい緑の粒々が冷凍庫の中にどっさり。安心の笑顔で一年間過ごせそうです。
お土産にも人気のちりめん山椒で、昔から人気があるのは「はれま」さんと「永楽屋」さん。「永楽屋」さんは一口椎茸も美味しい〜。大きいおはぎも。
2024年05月01日
納涼床に行くなら・・・
5月から始まる京都の風物詩といえば、鴨川の納涼床。京都人は「床(ゆか)」と呼びます。5月1日から9月30日の間だけ許可されている、鴨川の上でお料理やお酒を楽しむ風習で、江戸時代から続いているそうです。
夕暮れ時に心地よい風に吹かれながら、ゆっくりとお料理を楽しめる納涼床はとても気持ちが良く、対岸から眺めると川面に光が映っているのもまた素敵で、なんとも幻想的に見えます。この時期に京都に来られたら一度は体験してみてはいかがでしょう。
とはいえ、温暖化の昨今、7月8月はかなりの暑さであまりおすすめできません。夜ならともかく、お昼間は熱中症になってしまいそう・・・というわけで、5月と9月下旬が京都人でも行きたい納涼床の季節となります。
高級な料亭だけでなく、最近は少しカジュアルなお店もあって行きやすくなってきました。
例えば、私が行くのはこちらのお店。
(ワイングロッサリーのワインもお楽しみいただけます♪)
鳥彌三
創業は江戸時代。登録有形文化財の建物で阪本龍馬も愛した「水炊き」をいただくとタイプスリップをした気分になります。涼しい日に行くのがオススメ;^^
京都鴨川倶楽部
石畳の細い路地を抜けて、数奇屋造の一軒家のイタリアン。ゆっくりできます。
料理屋 うしのほね本店
独創的な和食屋さん。名物の「うしのほねシチュー」は絶品!
Bar ATLANTIS(アトランティス)
床で唯一のバー。食後の一杯を床で楽しむならこちら。
他にも沢山お店がありますから、ぜひお試しください。
そうそう、虫に刺されやすい方は虫よけスプレーもお忘れなく!
夕暮れ時に心地よい風に吹かれながら、ゆっくりとお料理を楽しめる納涼床はとても気持ちが良く、対岸から眺めると川面に光が映っているのもまた素敵で、なんとも幻想的に見えます。この時期に京都に来られたら一度は体験してみてはいかがでしょう。
とはいえ、温暖化の昨今、7月8月はかなりの暑さであまりおすすめできません。夜ならともかく、お昼間は熱中症になってしまいそう・・・というわけで、5月と9月下旬が京都人でも行きたい納涼床の季節となります。
高級な料亭だけでなく、最近は少しカジュアルなお店もあって行きやすくなってきました。
例えば、私が行くのはこちらのお店。
(ワイングロッサリーのワインもお楽しみいただけます♪)
鳥彌三
創業は江戸時代。登録有形文化財の建物で阪本龍馬も愛した「水炊き」をいただくとタイプスリップをした気分になります。涼しい日に行くのがオススメ;^^
京都鴨川倶楽部
石畳の細い路地を抜けて、数奇屋造の一軒家のイタリアン。ゆっくりできます。
料理屋 うしのほね本店
独創的な和食屋さん。名物の「うしのほねシチュー」は絶品!
Bar ATLANTIS(アトランティス)
床で唯一のバー。食後の一杯を床で楽しむならこちら。
他にも沢山お店がありますから、ぜひお試しください。
そうそう、虫に刺されやすい方は虫よけスプレーもお忘れなく!
2024年02月03日
節分のお参りはどこに行く?
2月3日は節分。皆様のお住まいの地域にも色々な行事があられると思います。京都の寺社でも心の邪気や疫病、天災などを退散し、福を呼び込むとして特色ある行事が行われます。
節分に行事がある寺社は、石清水八幡宮、吉田神社、須賀神社、八坂神社、壬生寺、引接寺(千本ゑんま堂)、聖護院門跡、白峯神宮、北野天満宮、廬山寺、松尾大社、平安神宮、天龍寺、下鴨神社、千本釈迦堂、護王神社、鞍馬寺、伏見稲荷大社、六波羅蜜寺、智積院、法住寺、藤森神社、日向大神宮、誓願寺、平岡八幡宮、狸谷山不動院、福勝寺、満足稲荷神社、大覚寺など、多い!
その中でもひときわ有名な壬生寺の厄除け節分会は、白河天皇の発願によって始められ、900年余もの永い伝統があります。壬生寺は各社寺の中でも京都の裏鬼門(南西)に位置し、京都の節分鬼門詣りの一端を往古より担っています。
壬生寺はワイングロッサリーの近くで氏神さんでもあり、私も小さい頃から毎年お参りに行っています。炮烙(ほうらく)に祈願を書いて奉納し、そのあとはお楽しみの露店でたい焼きやおでんをいただきます(奉納した炮烙は壬生狂言の際に、山ほど積まれたものを舞台から投げ落として割られる際にも使われ、これも圧巻です!)。


一番寒くて凍える季節ですが、この時期の京都は空気が綺麗で春や秋とはまた違う美しさがあります。機会があれば、京都で節分をお過ごしになってみてください。
善哉や粕汁、鶏の水炊きなど、冬ならではの美味しいものも沢山ありますよ。
節分に行事がある寺社は、石清水八幡宮、吉田神社、須賀神社、八坂神社、壬生寺、引接寺(千本ゑんま堂)、聖護院門跡、白峯神宮、北野天満宮、廬山寺、松尾大社、平安神宮、天龍寺、下鴨神社、千本釈迦堂、護王神社、鞍馬寺、伏見稲荷大社、六波羅蜜寺、智積院、法住寺、藤森神社、日向大神宮、誓願寺、平岡八幡宮、狸谷山不動院、福勝寺、満足稲荷神社、大覚寺など、多い!
その中でもひときわ有名な壬生寺の厄除け節分会は、白河天皇の発願によって始められ、900年余もの永い伝統があります。壬生寺は各社寺の中でも京都の裏鬼門(南西)に位置し、京都の節分鬼門詣りの一端を往古より担っています。
壬生寺はワイングロッサリーの近くで氏神さんでもあり、私も小さい頃から毎年お参りに行っています。炮烙(ほうらく)に祈願を書いて奉納し、そのあとはお楽しみの露店でたい焼きやおでんをいただきます(奉納した炮烙は壬生狂言の際に、山ほど積まれたものを舞台から投げ落として割られる際にも使われ、これも圧巻です!)。


一番寒くて凍える季節ですが、この時期の京都は空気が綺麗で春や秋とはまた違う美しさがあります。機会があれば、京都で節分をお過ごしになってみてください。
善哉や粕汁、鶏の水炊きなど、冬ならではの美味しいものも沢山ありますよ。
2023年11月12日
曲水の宴の歌人
京都の北野天満宮をご存知ですか。北野天満宮は、菅原道真公(菅公)を御祭神としておまつりする全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社です。古来「北野の天神さま」と親しまれ、入試合格・学業成就・文化芸能・災難厄除祈願のお社として幅広く信仰されています。
私も小さい頃から初詣といえば北野天満宮。春は見事な梅苑も有名で、毎年梅の香りをかぎにいきます♪
その北野天満宮で、3月と11月は曲水の宴が催されます。曲水の宴とは、庭を流れる小川に酒を入れた杯を流して、その杯が自分の前を通り過ぎる前に、題に即した詩歌を詠じるという雅な宴のこと。菅原道真公はその高い文才を評価されて、幾度も宇多天皇主宰の曲水の宴に文人として招かれています。
その時代を復興した現代の曲水の宴でも、女性は十二単、男性は狩衣姿で和歌と漢詩を詠みあいます。お手伝いの童子姿の子供達もとてもかわいいのです。
11月に、その曲水の宴に歌人として参加させていただきました!十二単を着て、鬘をつけて、というのは初めての経験。
私のお題は「酒」。歌はこちら。
葡萄葉も黄金色とふ酸半(しゃんぱん)の醸されてゆく暗き地下蔵
葡萄の葉が黄金色に染まる、シャンパーニュ地方の風景を思い描いて詠みました。酸半という当て字は和歌の先生に教えていただいたのですが、味わい的にもぴったりの表現だなと感心しました。
白拍子の踊りがあり、十二単で歌を詠む・・・しばし、平安の都の時代にタイムスリップしたようなひと時でした。


追加情報
北野天満宮のすぐ横には京都の五花街の1つ、「上七軒」があります。
京都にお越しの際には神社にお参りの後にお茶屋遊びなどいかがですか。私の一番好きな和菓子屋さん、「老松」さんの生菓子も美味しいですよ。
健康志向の方は、とようけ屋山本さんのお豆腐。とようけ茶屋では生湯葉丼などもオススメです。
私も小さい頃から初詣といえば北野天満宮。春は見事な梅苑も有名で、毎年梅の香りをかぎにいきます♪
その北野天満宮で、3月と11月は曲水の宴が催されます。曲水の宴とは、庭を流れる小川に酒を入れた杯を流して、その杯が自分の前を通り過ぎる前に、題に即した詩歌を詠じるという雅な宴のこと。菅原道真公はその高い文才を評価されて、幾度も宇多天皇主宰の曲水の宴に文人として招かれています。
その時代を復興した現代の曲水の宴でも、女性は十二単、男性は狩衣姿で和歌と漢詩を詠みあいます。お手伝いの童子姿の子供達もとてもかわいいのです。
11月に、その曲水の宴に歌人として参加させていただきました!十二単を着て、鬘をつけて、というのは初めての経験。
私のお題は「酒」。歌はこちら。
葡萄葉も黄金色とふ酸半(しゃんぱん)の醸されてゆく暗き地下蔵
葡萄の葉が黄金色に染まる、シャンパーニュ地方の風景を思い描いて詠みました。酸半という当て字は和歌の先生に教えていただいたのですが、味わい的にもぴったりの表現だなと感心しました。
白拍子の踊りがあり、十二単で歌を詠む・・・しばし、平安の都の時代にタイムスリップしたようなひと時でした。


追加情報
北野天満宮のすぐ横には京都の五花街の1つ、「上七軒」があります。
京都にお越しの際には神社にお参りの後にお茶屋遊びなどいかがですか。私の一番好きな和菓子屋さん、「老松」さんの生菓子も美味しいですよ。
健康志向の方は、とようけ屋山本さんのお豆腐。とようけ茶屋では生湯葉丼などもオススメです。
2017年01月20日
ワインと天ぷらの相性!
布袋の川上さんから、「ワイングロッサリーさんが通常決して使われないような果実味ムンムン樽香バリバリ系の昔のスタイルのカリフォルニアワインの生産者とランチしませんか」と誘われて、おっかなびっくりで行きましたが・・・

前評判が↑だったからか、意外にフルーツと樽香のバランスがよく、涼しさも少し感じる美味しいワイン(^^♪ 天宗さんの天ぷらとの相性、良すぎです!!タンニンも柔らかくて・・・いやあ、本当に美味しかった。
母も昼からのワインでご機嫌です。川上さん、ありがとうございました!

前評判が↑だったからか、意外にフルーツと樽香のバランスがよく、涼しさも少し感じる美味しいワイン(^^♪ 天宗さんの天ぷらとの相性、良すぎです!!タンニンも柔らかくて・・・いやあ、本当に美味しかった。
母も昼からのワインでご機嫌です。川上さん、ありがとうございました!
2012年09月12日
パティスリー・デ・レーヴ
高台寺に新しくオープンする、パティスリー・デ・レーヴさんのレセプションに参加させてもらいました。
店内は素敵なショーケースがあって、その中にケーキが並んでいます。

ポスト・マカロンと噂のマジパンのお菓子。綺麗です。


試食は5種類。パリ・ブレスト、タルト・オランジェ、エクレア、サント・ノレ、タルト・タタン!

私はこのサント・ノレ(シューにかかっている飴がパリパリ!クリームあっさり!)とタルト・オランジェ(オレンジのフレッシュな風味がすごい!)がとくに気に入りました。また買いに来たいです♪

甘いものでお腹がいっぱいになったあとは、ヨネムラさんでカレーをいただきました。濃いものを食べた一日でした・・・;^^

店内は素敵なショーケースがあって、その中にケーキが並んでいます。

ポスト・マカロンと噂のマジパンのお菓子。綺麗です。

どれも美味しそう・・・。

試食は5種類。パリ・ブレスト、タルト・オランジェ、エクレア、サント・ノレ、タルト・タタン!

私はこのサント・ノレ(シューにかかっている飴がパリパリ!クリームあっさり!)とタルト・オランジェ(オレンジのフレッシュな風味がすごい!)がとくに気に入りました。また買いに来たいです♪

甘いものでお腹がいっぱいになったあとは、ヨネムラさんでカレーをいただきました。濃いものを食べた一日でした・・・;^^

2012年05月05日
2009年04月10日
京都案内(桜つき♪)
お世話になった方の妹さんご夫婦が京都に来られたので、一日ご案内をしてきました♪

Duncan Gallie氏とMartineさんご夫妻。
私がアルザスで居候させてもらっていたおうちの、奥様の妹さんです。
この日の観光コースは、銀閣寺→哲学の道→南禅寺→順正さんで湯豆腐→永観堂→祗園→清水寺 という王道です♪
桜満開!

永観堂の見返り阿弥陀如来さんのお顔がなんとも優しくて好きなのですが、お2人も気に入ってくれたようで英語の説明書きを手帳に書き写しておられました;^^

4月8日は灌仏会! お寺の保育園に通っていた私にはなんとも懐かしい、甘茶がけです♪


どこでも桜は満開・・・風がふくと一斉の桜吹雪でこれも美しいのですが、そよ風に花びらがハラハラ舞う様子は小さいときに聞いた極楽浄土の景色のよう。

清水寺についたときは夕方でした。夕焼けのもと、清水の舞台で桜と京都市内と眺めるのは素敵な贅沢でした。
お2人は京都を気に入ってくれた様子で一安心。一番良い季節に来ていただけて何よりですね。これが夏だと申し訳なさすぎて・・・
次回は秋がオススメですよ♪

Duncan Gallie氏とMartineさんご夫妻。
私がアルザスで居候させてもらっていたおうちの、奥様の妹さんです。
この日の観光コースは、銀閣寺→哲学の道→南禅寺→順正さんで湯豆腐→永観堂→祗園→清水寺 という王道です♪
桜満開!

永観堂の見返り阿弥陀如来さんのお顔がなんとも優しくて好きなのですが、お2人も気に入ってくれたようで英語の説明書きを手帳に書き写しておられました;^^

4月8日は灌仏会! お寺の保育園に通っていた私にはなんとも懐かしい、甘茶がけです♪


どこでも桜は満開・・・風がふくと一斉の桜吹雪でこれも美しいのですが、そよ風に花びらがハラハラ舞う様子は小さいときに聞いた極楽浄土の景色のよう。

清水寺についたときは夕方でした。夕焼けのもと、清水の舞台で桜と京都市内と眺めるのは素敵な贅沢でした。
お2人は京都を気に入ってくれた様子で一安心。一番良い季節に来ていただけて何よりですね。これが夏だと申し訳なさすぎて・・・
次回は秋がオススメですよ♪
2009年04月08日
春の心はのどけからまし
祗園の桜も満開になりました!

この優しい色合いが良いですね(●^o^●)

桜の花は不思議です。見ているだけで幸せな気持ちになる、そんな力がありますね。

この優しい色合いが良いですね(●^o^●)

桜の花は不思議です。見ているだけで幸せな気持ちになる、そんな力がありますね。
2009年03月20日
もう桜が!
出町柳を歩いていたら満開の桜の木に遭遇!
デジカメを持ってなかったので携帯で撮影しましたが、やっぱりいまいち。いいカメラつきの携帯がほしいです。
それにしても今年の桜は早いですね。
2009年02月22日
ノリタケ100年展
京都文化博物館の前をたまたま通りがかると、「ノリタケデザイン100年の歴史」がやっていました。きれいそうなので入ってみよう。

もう少しシンプルなイメージがありましたが、かなりゴージャスなんですね。オールド・ノリタケなどは目がくらみます(笑)。
オールド・ノリタケは買えないので、ポストカードを買いました♪
デザイン画だってかなり素敵なんです。

像さんのは、コスデストゥーネルっぽい?

もう少しシンプルなイメージがありましたが、かなりゴージャスなんですね。オールド・ノリタケなどは目がくらみます(笑)。
オールド・ノリタケは買えないので、ポストカードを買いました♪
デザイン画だってかなり素敵なんです。

像さんのは、コスデストゥーネルっぽい?
2009年02月21日
ショパンの夕べ
先日、ピアニスト横山幸雄さんのコンサートディナーに行ってきました。
横山さんは大変なグルメで、ワインにも精通(プロ以上かも)されていて、ご自身がオーナーであるリストランテ・キメラさんでときどきピアノコンサートを開かれます。

ウェルカム・ドリンクはシャンパーニュと柚子のカクテル。グラスのむこうに見えるピアノは18世紀のものだそう。

今年はショパン生誕200周年のイヴ・イヤーということで、12回にわけてショパンを演奏されるそうです。2回目の今回はショパンの20歳前後の頃の作品を、解説つきで1時間以上の長さで!
すごーく間近で解説付でのピアノ演奏の迫力ときたら!(>_<) 心に強く響いた演奏でした。200年前に20歳という若さでこんな曲を作ったショパンは天才というほかありませんが、見事に演奏される方々がいらっしゃるおかげで私達もその曲を聴くことが出来るんだなあと思ったら、音楽家の方への尊敬がふつふつと;^^
さて、音楽で心を満たしたら次はお腹を満たしましょう♪

苺ソースで生ハム。シャンパーニュにぴったり!

ピアノ演奏の前に筒井シェフが見せてくださった、見事な鰆がカルパッチョになって出てきました。好物のバチコに興奮します;^^

えんどう豆とウニの一皿。春を感じます。

筍、木の芽、白魚のパスタ♪

イベリコ豚♪

フォンダン・ショコラ♪

しかしあんな間近で演奏がきけて、このお料理(ワインもついてる!)が食べれるなんてかなりお得ですね。母は来月も予約してました(笑)。
すばらしい音楽とゴージャスなお料理、良いワインで満たされた夜でした
横山さんは大変なグルメで、ワインにも精通(プロ以上かも)されていて、ご自身がオーナーであるリストランテ・キメラさんでときどきピアノコンサートを開かれます。

ウェルカム・ドリンクはシャンパーニュと柚子のカクテル。グラスのむこうに見えるピアノは18世紀のものだそう。

今年はショパン生誕200周年のイヴ・イヤーということで、12回にわけてショパンを演奏されるそうです。2回目の今回はショパンの20歳前後の頃の作品を、解説つきで1時間以上の長さで!
すごーく間近で解説付でのピアノ演奏の迫力ときたら!(>_<) 心に強く響いた演奏でした。200年前に20歳という若さでこんな曲を作ったショパンは天才というほかありませんが、見事に演奏される方々がいらっしゃるおかげで私達もその曲を聴くことが出来るんだなあと思ったら、音楽家の方への尊敬がふつふつと;^^
さて、音楽で心を満たしたら次はお腹を満たしましょう♪

苺ソースで生ハム。シャンパーニュにぴったり!

ピアノ演奏の前に筒井シェフが見せてくださった、見事な鰆がカルパッチョになって出てきました。好物のバチコに興奮します;^^

えんどう豆とウニの一皿。春を感じます。

筍、木の芽、白魚のパスタ♪

イベリコ豚♪

フォンダン・ショコラ♪

しかしあんな間近で演奏がきけて、このお料理(ワインもついてる!)が食べれるなんてかなりお得ですね。母は来月も予約してました(笑)。
すばらしい音楽とゴージャスなお料理、良いワインで満たされた夜でした

2009年02月11日
ウィリアム・フェーヴルと京料理(&女将S)
シャブリって好きですか? メジャーすぎて、自称ワイン好きの方は自ら好んで飲むことは少ないのかも・・・?
実は私もそうなのですが、改めて飲むと「ムム、うまい」と思うことが多いのも事実です。
そんなシャブリの中でもひときわ評判の良い、ウィアム・フェーヴルの醸造責任者、ディディエ・セギエ氏が冬の京都にお越しくださいました。

お隣はブシャールの西山さん。いつも穏やかな空気の方です。
今回は京都の料亭の女将・若女将に来て頂きまして「和食とウィリアム・フェーヴルのシャブリ」について忌憚のないご意見をいただきましょう、というコンセプトのもと、
八坂神社の中にある、「中村楼」さんでのディナー。

中村楼さん、すごいですね。こういった建物が敷地内にたくさんあるんです。とっても贅沢な造りですね(>_<) ・・・さすがです。
お料理も勿論立派♪
小皿 鰯辛煮けしの実
前菜 鮃梅花寿し 鶯松風
才巻えび生雲丹焼き
白魚生この子和え
菜の花からしひたし
松笠くわい
千車唐 もろみ添え

汁 白味噌仕立 お多福麩 海老真丈
大根 にんじん 壬生菜 辛子
造り 鯛 鮪 車海老
蓋物 甘鯛蕪蒸し

蕪蒸しにはお餅やすっぽんが入っていました。面白い。
名物 田楽豆腐
焼物 鴨塩焼き うど 胡瓜打ちまぜ
揚物 海老芋白揚げ 車えび 蕗のとう
酢の物 あん肝 海老塩焼き レモンおろし和え
少吸物
ご飯
香の物
水物 季の物
和食って食材が豊富ですね;^^
ワインは勿論、ウィリアム・フェーヴル!
Chablis (Domaine) 2007
Chablis les Lys (Domaine) 2006
Chablis Fourchaume Vignoble de Vaulorent(Domaine) 2006
Chablis Grand Cru Bougros Cote Bouguerots(Domaine) 2006
最初のシャブリは清らかな白い花やレモン、そしてハニーの香り。そして後になるごとに、ミネラルの骨格と力強さが増していきます。
ボリューム感と緻密さが見事!

最後はサプライズで、Cote Bouguerotsのマグナム1998年!
これはディディエさんが最初に手がけた思いいれのあるヴィンテージだそう。輝く黄金色で、かすかにスパイシーでトリュフのような香り♪♪
シャブリを10年置いておこうってなかなか思わないのですが、こんなに美味しくなるなら置いておく価値あります!
素晴らしい!!!
今回は正直、「まあシャブリと和食なら大丈夫でしょ」ぐらいの軽い気持ちだったのですが、お料理の中にあるミネラルとシャブリのミネラルが融合して、感動的ですらありました♪

ご参加いただきました女将、若女将。
天喜 橋本静代様
六盛 堀場裕佳子様
菊乃井 村田紫帆様
皆さんお忙しい中、お時間を作っていただきましてありがとうございました。ウイリアム・フェーヴルは美味しく味わっていただけましたでしょうか♪
「6月がブドウの花も咲くから一番良い季節だよ」とディディエさん。
次回はこのメンバーで6月にシャブリに行くかも?!
輸入元のファインズさん、貴重な機会をいただきましてありがとうございました♪
実は私もそうなのですが、改めて飲むと「ムム、うまい」と思うことが多いのも事実です。
そんなシャブリの中でもひときわ評判の良い、ウィアム・フェーヴルの醸造責任者、ディディエ・セギエ氏が冬の京都にお越しくださいました。

お隣はブシャールの西山さん。いつも穏やかな空気の方です。
今回は京都の料亭の女将・若女将に来て頂きまして「和食とウィリアム・フェーヴルのシャブリ」について忌憚のないご意見をいただきましょう、というコンセプトのもと、
八坂神社の中にある、「中村楼」さんでのディナー。

中村楼さん、すごいですね。こういった建物が敷地内にたくさんあるんです。とっても贅沢な造りですね(>_<) ・・・さすがです。
お料理も勿論立派♪
小皿 鰯辛煮けしの実
前菜 鮃梅花寿し 鶯松風
才巻えび生雲丹焼き
白魚生この子和え
菜の花からしひたし
松笠くわい
千車唐 もろみ添え

汁 白味噌仕立 お多福麩 海老真丈
大根 にんじん 壬生菜 辛子
造り 鯛 鮪 車海老
蓋物 甘鯛蕪蒸し

蕪蒸しにはお餅やすっぽんが入っていました。面白い。
名物 田楽豆腐
焼物 鴨塩焼き うど 胡瓜打ちまぜ
揚物 海老芋白揚げ 車えび 蕗のとう
酢の物 あん肝 海老塩焼き レモンおろし和え
少吸物
ご飯
香の物
水物 季の物
和食って食材が豊富ですね;^^
ワインは勿論、ウィリアム・フェーヴル!
Chablis (Domaine) 2007
Chablis les Lys (Domaine) 2006
Chablis Fourchaume Vignoble de Vaulorent(Domaine) 2006
Chablis Grand Cru Bougros Cote Bouguerots(Domaine) 2006
最初のシャブリは清らかな白い花やレモン、そしてハニーの香り。そして後になるごとに、ミネラルの骨格と力強さが増していきます。
ボリューム感と緻密さが見事!

最後はサプライズで、Cote Bouguerotsのマグナム1998年!
これはディディエさんが最初に手がけた思いいれのあるヴィンテージだそう。輝く黄金色で、かすかにスパイシーでトリュフのような香り♪♪
シャブリを10年置いておこうってなかなか思わないのですが、こんなに美味しくなるなら置いておく価値あります!
素晴らしい!!!
今回は正直、「まあシャブリと和食なら大丈夫でしょ」ぐらいの軽い気持ちだったのですが、お料理の中にあるミネラルとシャブリのミネラルが融合して、感動的ですらありました♪

ご参加いただきました女将、若女将。
天喜 橋本静代様
六盛 堀場裕佳子様
菊乃井 村田紫帆様
皆さんお忙しい中、お時間を作っていただきましてありがとうございました。ウイリアム・フェーヴルは美味しく味わっていただけましたでしょうか♪
「6月がブドウの花も咲くから一番良い季節だよ」とディディエさん。
次回はこのメンバーで6月にシャブリに行くかも?!
輸入元のファインズさん、貴重な機会をいただきましてありがとうございました♪
2008年11月11日
美山の秋
今日、美山に行く仕事がありました。

摘草料理 美山荘さんにご訪問♪
観光シーズンだから混んでいるかも、と朝早くに町中を出発しました。そうすると・・・意外に道はすいています。
約束の時間よりかなり早く到着したので、美山荘さんの奥にあるお寺をお参りしました。

気温はさすがに低いです(>_<) でも、だからこそ紅葉は見事!

400段以上あるという階段を登ると、清水寺の舞台のモデルになったとも言われている(とあとで中東さんにききました)舞台造の建物がありました。

すがすがしい山の空気に深呼吸♪

なんだか遊んでいるようですが、いえいえちゃんと仕事もしましたよ ;^^ 証拠写真↓

でも思いかけずに秋を堪能出来て、ちょっとラッキーな一日でした。黄色くて小さいイチョウの葉や、赤いレースのような紅葉。苔の上にはらはらと落ちていくのを見ているだけで、心が豊かになりました♪

ススキにも秋の風情がたっぷり!

摘草料理 美山荘さんにご訪問♪
観光シーズンだから混んでいるかも、と朝早くに町中を出発しました。そうすると・・・意外に道はすいています。
約束の時間よりかなり早く到着したので、美山荘さんの奥にあるお寺をお参りしました。

気温はさすがに低いです(>_<) でも、だからこそ紅葉は見事!

400段以上あるという階段を登ると、清水寺の舞台のモデルになったとも言われている(とあとで中東さんにききました)舞台造の建物がありました。

すがすがしい山の空気に深呼吸♪

なんだか遊んでいるようですが、いえいえちゃんと仕事もしましたよ ;^^ 証拠写真↓

でも思いかけずに秋を堪能出来て、ちょっとラッキーな一日でした。黄色くて小さいイチョウの葉や、赤いレースのような紅葉。苔の上にはらはらと落ちていくのを見ているだけで、心が豊かになりました♪

ススキにも秋の風情がたっぷり!
2008年01月16日
お寺めぐり(初級編)
京都に住みながら、ほとんどお寺に行ったことがないという勿体ない友人がいます。そんなの絶対勿体ない!と皆で力説し、ある晴れた日に「お寺巡り(初級編)」を決行しました。

まずは銀閣寺道を通り、銀閣寺へGO! お寺のいわれやお庭を解説しつつ、銀閣寺の中でのお気に入りスポットへ案内します。
それは「苔」のサンプル\(^o^)/

苔のサンプルが30個ぐらい並んでいて、「銀閣寺の大切な苔」「ちょっと邪魔な苔」「とても邪魔な苔」に分類されています。一つ一つ、苔の名前も書いてあります。オオホウゴケ、ヒノキゴケ、ビドーロゴケ、、苔にもいろいろあって、面白い(●^o^●)

しかし実際にはそれを見たあとも、「大切な苔」と「邪魔な苔」の見分けはつかないのですがね・・例えば、↓この苔が綺麗そうだから「大切な苔」なのかなあ、とかそれぐらい;^^

その後は哲学の道をずっと歩いて、法然院に。法然院は少し地味な雰囲気かもしれませんが、門構えが絵のように美しくいつも心がシン、となります。
お昼ごはんは王道(というか観光的?)の南禅寺で湯豆腐を食べましょう。「奥丹」さんは湯豆腐コースだけなんですね! 胡麻豆腐、豆腐田楽、とろろ汁、湯豆腐、ご飯、お味噌汁。ヘルシーですがお腹はいっぱい♪ 熱燗を少しいただいて、温まります。

しかし湯豆腐なのに、どうして湯豆腐を撮ってないんだろう、私?・・・
お昼からは永観堂。「見返り阿弥陀如来」のお顔が好きなのでここは押さえておきたいお寺です。珍しい「三鈷の松」をもらうのも忘れないようにしなくっちゃ。持っていると知恵、慈悲、真心が身につくという有り難い松です! 最後は南禅寺に戻り、お庭を見てまわりました。
お寺めぐり、初歩の初歩。でも楽しいというのはわかってもらえた・・・かな? 歩き回って疲れた一日でしたがお昼は湯豆腐だったので、夜はフレンチが食べたくなってワインを持ってフランス料理屋さんへGO!

シャンパーニュ、何だったか忘れました。プロにあるまじき・・・(>_<) そして画像は次はもうチーズなんです。どうしてお料理撮ってないんだろう、私?

まあ、観光疲れってことで(笑)。
そうそう、この日、本当は「普段は非公開の秘仏!」みたいなのを見に行きたかったのですが、お寺初心者がいたので初級編となりました♪ 次回は秘仏を拝観したい☆

<追伸>
1月22日ー31日までニュージーランドへ出張します。あちらから更新できる・・・かな?

まずは銀閣寺道を通り、銀閣寺へGO! お寺のいわれやお庭を解説しつつ、銀閣寺の中でのお気に入りスポットへ案内します。
それは「苔」のサンプル\(^o^)/

苔のサンプルが30個ぐらい並んでいて、「銀閣寺の大切な苔」「ちょっと邪魔な苔」「とても邪魔な苔」に分類されています。一つ一つ、苔の名前も書いてあります。オオホウゴケ、ヒノキゴケ、ビドーロゴケ、、苔にもいろいろあって、面白い(●^o^●)

しかし実際にはそれを見たあとも、「大切な苔」と「邪魔な苔」の見分けはつかないのですがね・・例えば、↓この苔が綺麗そうだから「大切な苔」なのかなあ、とかそれぐらい;^^

その後は哲学の道をずっと歩いて、法然院に。法然院は少し地味な雰囲気かもしれませんが、門構えが絵のように美しくいつも心がシン、となります。
お昼ごはんは王道(というか観光的?)の南禅寺で湯豆腐を食べましょう。「奥丹」さんは湯豆腐コースだけなんですね! 胡麻豆腐、豆腐田楽、とろろ汁、湯豆腐、ご飯、お味噌汁。ヘルシーですがお腹はいっぱい♪ 熱燗を少しいただいて、温まります。

しかし湯豆腐なのに、どうして湯豆腐を撮ってないんだろう、私?・・・
お昼からは永観堂。「見返り阿弥陀如来」のお顔が好きなのでここは押さえておきたいお寺です。珍しい「三鈷の松」をもらうのも忘れないようにしなくっちゃ。持っていると知恵、慈悲、真心が身につくという有り難い松です! 最後は南禅寺に戻り、お庭を見てまわりました。
お寺めぐり、初歩の初歩。でも楽しいというのはわかってもらえた・・・かな? 歩き回って疲れた一日でしたがお昼は湯豆腐だったので、夜はフレンチが食べたくなってワインを持ってフランス料理屋さんへGO!

シャンパーニュ、何だったか忘れました。プロにあるまじき・・・(>_<) そして画像は次はもうチーズなんです。どうしてお料理撮ってないんだろう、私?

まあ、観光疲れってことで(笑)。
そうそう、この日、本当は「普段は非公開の秘仏!」みたいなのを見に行きたかったのですが、お寺初心者がいたので初級編となりました♪ 次回は秘仏を拝観したい☆

<追伸>
1月22日ー31日までニュージーランドへ出張します。あちらから更新できる・・・かな?
2007年11月30日
京都ご案内:テルモ・ロドリゲスご夫妻

このハンサムさんをご存知? 今やスペインが誇る醸造家となった、テルモ・ロドリゲスさんです! WGでは「まずいワインの造れない男」としても有名(笑)。
数年前に初めてお会いしたときから、その魅力は増すばかりです♪ 今回は奥様もご一緒の来日で、京都をアテンドさせていただきました。しかしその日は観光客がピークの日曜・・・厳しかったです・・

まずは、嵐山の鮎の宿として有名な「つたや」さんでランチ♪

実は私、遠い親戚にあたりますが敷居が高くてお邪魔するのは初めてかも。。

いきなりこんなゴージャスな蟹! 朝に日本海でとれたそうです。これが甘くて身もしまってて、かなり美味しかった(>_<) 今年食べた蟹の中ではやっぱりNO.1でした;^^
でもやっぱり、こちらの名物は鮎でしょう♪ 今日で今年最後かも、とおっしゃっていましたがこんなの見たことないかもっていうぐらい立派な子持ちの鮎の塩焼き〜!! 思わず頭からかぶりついた私に、一同目が点。「え?そうやって食べるんですか?」と聞かれましたが、美味しい鮎はこうやって食べたほうが美味しいという持論なんです、私は。
つたやさんの方も「骨を抜こうと思ったら身がくずれてしまいますさからい、固くない骨の場合はそのほうがよろしいですえ」と。
しかしテルモは魚の頭を食べるカルチャーのないスペイン人。無理しなくていいよ、と言ったのですが、さすが男らしい!えいやっとかぶりついてました♪

そうそう、私、鮎の写真とるのをすっかり忘れてて頭をかじった状態で一応撮影。頭がなくてもこんなにしっかりしてるの、わかります??

ワインはテルモの赤を飲んだのですが、意外に和食にも合うので驚きました。なんでなのかしら・・・やるなあ。

その後はワイングロッサリーにお立ち寄りいただいて、テルモのワインの前で一枚パチリ☆

それから向かったのは、ヘミングウェイの松野さんのご紹介で一般には入れない「何有壮」という立派な庭園! こーれーがすごかったんです!!

何有壮は元南禅寺塔頭の社地で、明治38年稲畑勝太郎氏が小川治兵衛に命じて作らせた、東山を借景とし、京都市街を一望できる傾斜地を持つ約六千坪の池泉回遊式庭園。。。だそう。
紅葉も見事でした!

鐘堂も素敵でしょう♪

お茶室もあって、テルモご夫妻と一緒にご一服いただきました。

たいそう立派な庭園をほとんど人がいない状態で見せていただくという、贅沢な時間でした。松野さん、ありがとうございます!
その後はギオットーネさんにご挨拶に伺って(高台寺付近も人多かったです(>_<))、ポキートさんへ。

一緒に飲んだBasaにサインをしてもらいました。

人が多すぎた京都で、ちょっと疲れましたが魅力的なテルモご夫妻と一緒に秋を堪能した一日でした!