先週の日曜、恒例のピーター・ツーストラップ氏のワイン会をベルクールさんで開催しました。
が、この日はピーター氏は急病にて欠席(>_<) せっかくお申込いただきましたお客様には大変申し訳ないことになりましたが、東京からVSVの大畑さんが、パリからは小澤さんが来てくださったので楽しくまいりましょう、とお話して開始します。
この日はワインバーから岡田ソムリエ、ショップからは小崎ソムリエールがサービススタッフとしてまいりました。真剣に準備する2人♪
乾杯はフルーリー フルー・ド・ロープ。林檎の皮のような香りがする、コクのあるシャンパーニュです。
アミューズはトマトのジュレとスズキ。甘酸っぱいトマトの風味がいいなあ。
次の「ラングスティーヌと赤イサキ ムール貝ソース」は写真撮り忘れました・・・ワインはComtes Lafon Meursault Desiree 2002年。もっとカチカチかと思ったら意外にマイルドで、もう飲める!
Desireeの説明がそのときあまり出来ませんでしたので、追記。Desireeは現代の表記にない畑名です。赤を作ったらヴォルネイサントノ1級となるLes Pluresという畑の一部で、43アールのみの区画。ラフォン以外はほとんどが赤を作っている畑、有名なサントノドミリューの隣りの畑。
Desireeとは1973年に廃止された古いリューディー名ですがラフォンは1800年代末からこの区画名を名乗ってワインを作っている歴史があるため、アペラシオン名称廃止後も特別にDesireeをラベル表記することが許されているようです。
となりのサントノ、その隣りのカイユレなどと同じく、赤粘土の表土なので赤に向くのですが、斜面のかなり上にある薄い表土の土地ゆえ、根はすぐに石灰岩の岩盤に達します。それで、コクがあるけど、ミネラルな白ワインとなる形です。若いうちは粘土土壌からくるフルーツ凝縮で飲めるけど、基本斜面上部の畑でミネラルがあるので長期熟成もOKというワイン。
帆立貝のソテーと蕪。蕪は薄切りの生、おろしてヴァプール、葉のピュレ。これにはLeroy Puligny Montrachet 1er Cru 1978を。春にも飲んだのですがそのときはっきりとした印象がなくて、今回もう一度試してみたのですが、、、、試しなおしてよかった♪ 凛としたミネラル、まだまだ元気なフルーツ。うーん、ばっちり。
が、しかし、コントラフォンもぐんぐんと良くなってきて甲乙つけがたい!
椎茸とセップのスープ、フォアグラ添え
Dujac Morey Saint Denis Rouge 2005 はデキャンタして艶やかに♪ 椎茸の香りとデュジャックの香りって合いますねえ。
渡り鳩のサルミ
ベルクールさんはジビエがお得意。今回も血の風味が美味しい(と書くとなんか怖いんですが;^^)。Domaine Thierry Mortet Charme Chambertin 2002 はさすがの風格。いいなあ、私はドニ・モルテより好きかも・・・エレガントで。
最後はいろいろなチーズをChateau Magdolaine 1983 で。焼いたオレンジのような風味が感じられます。
最後はデザート。この日一番インパクトあったのはこれかも?!
洋ナシの熱いパイ アイスクリーム添え
写真もいまいち上手に撮れませんでしたが、運ばれてきて見たときも「重そう・・」と思ったのですが・・・これが絶妙の焼き加減、香ばしさ、甘さ、冷たさでペロリと食べれてしまいました! デザートワインも用意すべきでしたね!
ピーター氏は欠席でしたが、その分普段はできないPT裏話?や小澤さんのパリ事情、伝説のロマネ・コンティ垂直試飲の話などを大畑さんとWG社長からさせていただきました。皆さん、お楽しみいただけましたでしょうか。
途中で携帯電話でPT氏からも連絡が入り、「元気になったら一番に日本に行く!」と力強いお言葉をいただきました。次は春に開催できるよう、祈っております。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!