WGの若手スタッフ、フランス研修! 前の日の夕方にCDGに到着し、TGVでボーヌに移動。ホテルについたのはもう夜中でした。
それでも翌朝は早起きして、畑を見に行きます! ムルソーの朝焼け。美しいです。
一軒目はジャン・フィリップ・フィシェ。タンクに入った2011年を試飲させてもらいます。こちらは来る度に樽の強さがなくなり、今ではもう大変エレガントなスタイルに。
そして白は勿論素晴らしいのですが、こちらの赤は赤い果実の柔らかさが出ていてとっても好き。「薄すぎるとか言う人もいるけど、ちょっとしか造ってないから好きな人だけが買ってくれたらいいんだよ」というスタイルも好き(笑)。はい、日本では人気ですよ♪
しかしコート・ド・ボーヌの2012年は雹の被害がひどく、収穫は7割以上減、もしくは全く収穫できなかった生産者もいたそうです。2010年、2011年も収穫量は低く、ヴィニュロンにとっては試練の年が続きます。
「 Il faut accepter. 」受け入れなくてはならない。今回は生産者の方の口から何度もこの言葉を聞きました。品質が良いのが救いですが、どうか来年は通常どおりの収穫になりますように。私も祈ります。
二軒目はセガン・マニュエル。

サヴィニィ・レ・ボーヌ VV ゴドー 2011、2010、2009、2008、2007、2006と、ムルソー クロ・デ・コルマン 2011、2010、2009、2008の垂直試飲!
ヴィンテージの個性がはっきり出ていてとっても勉強になる試飲。うむうむ。
ランチはコルトンのレストランに連れていってもらいました。エスカルゴがかぼちゃのスープに浮かんでいる前菜。濃かったけど美味しかったです☆ メインは撮り忘れ;^^
さあ、午後からは楽しみにしていたルフレーヴ♪ アントワンヌ・ルプチ氏に案内してもらって2011年の試飲。ほぼ、フルラインナップ!!
バタールの試飲の前に停電になりましたが、蝋燭をつけてもらって(その後すぐ復旧)試飲続行。
偶然、シモン・ビーズのちささんとご一緒になったのでより深いお話もきけて、ラッキーでした;^^
ブルゴーニュ・ブランからルフレーヴの香り、味! フォラティエールもピュセルも素敵、ビアンヴィニュは酸もフルーツもしーっかり、バタールはこうばしいミネラル、シュヴァリエはうまみ凝縮+酸、スパイス。
瓶からの試飲は2010年、グレイト・ヴィンテージ。好きですねえ。今飲んで美味しいことに驚きましたが、あと少ししたら閉じちゃう可能性が高いそう。皆さん、一度今飲んでみてください。十分感動します!
さあ、次はルイ・ジャドの美しいセラー。

案内してくれるのは、テンションが非常に高くて素敵すぎる、ジャック・ラルディエールさん!
最初の試飲は、この秋入荷予定のうちが予約しているバック・ヴィンテージを用意してくださってました。日本リカーさん、ありがとうございます♪
ラルディエールさんとの試飲は、ワインの話というより宇宙に漂う「気」の話のようなもの。
樽からの試飲になるとさらに盛り上がります。
2011年のレ・フィエ、グランエシェゾー、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、ミュジニィ(2樽しかない!)ボンヌ・マール、PMコンベット、PMフォラティエール、PMピュセル、ビアンヴィニュBM、BM,シュヴァリエ・モンラッシェ。
ラルディエールさんの説明つき、グラン・クリュばかりの試飲はすごすぎ。どれもエレガントだしパワーがあるし、タンニンも細かく酸も美しく。。。うーん、ジャドもパワーアップしてます。
試飲の後はジャコバン教会に移動して、ラルディエールさんとディナー。こんな贅沢していいのかしら;^^
途中でガジェ氏も同席して、WGとの歴史、思い出を話してくれました。遠い日本の小さなお店のことを気にかけてくださっていることに感動します。
父や母、今までの、そして今頑張っているスタッフのおかげだとしみじみ皆さんに感謝。私も後の人にそう思ってもらえる仕事をしなくては。
ジャコバン教会の地下に眠るワインを3本も開けてくださいました。惜しむらくは時差ボケであまり飲めなかったこと・・・(>_<) でもその日は幸せな気持ちで寝られました。
皆さん、本当にありがとう。